住み替えでマイホームが売れない理由は?困った場合の対処法も解説
長い人生のなかでは、ライフスタイルの変化に合わせて住まいも変えることがあります。
しかし、所有しているマイホームがスムーズに売れないと、新しい生活のスタートが切れず、不安を抱えることも珍しくありません。
そこで今回は、住み替えでマイホームが売れない理由と、事前のリスク回避策や売れなかった場合の対処法を解説します。
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住み替えでマイホームが売れない理由
住み替えのためのマイホームを売りに出しても、思うように買い手候補が現れず、焦りを感じるかもしれません。
そのような場合には、むやみに値下げしたり、不利な条件で交渉に応じたりするのではなく、なぜ売れないかといった理由を考えることが大切です。
売れない理由①価格が高すぎる
買い手候補から見て、高すぎる価格で売り出してしまうと、その高値が理由でマイホームは売れ残ってしまいます。
不動産は、売主が自由に価格を決め、その価格で納得した場合に買主が決まるものです。
そのため、その家をどうしても欲しいと感じた買主が現れれば、高すぎる価格でも売れることがあります。
ただし、高すぎる価格でも買いたいと考える買い手は見つかりにくく、いつまで経っても売れないと悩むことになる可能性が高いでしょう。
売れない理由②広告に魅力がない
住み替えにおいて、広告の閲覧数は多くても、内覧するにまで至らない場合、買い手候補へのアピール手段である広告に魅力がないことが理由かもしれません。
家を探している買い手候補に物件の魅力をアピールするためには、効果的な広告作りが大切です。
とくに、広告に掲載している室内の写真が魅力的ではないと、買い手候補の興味をひきつけられません。
売れない理由③売り出すタイミングが悪い
不動産には、1年のなかで売れやすいタイミングと売れにくいタイミングがあります。
これは、不動産の需要が高まる時期には法則があり、職場の異動や子どもの進学などのタイミングで不動産の売買取引が活発になるためです。
したがって、この良いタイミングではなく、悪いタイミングで売り出したことが理由で、マイホームが売れないことも考えられます。
不動産の需要が高まるタイミングは、新生活が始まる前の3月頃といわれています。
反対に、真夏や年末年始などは、家を探す方が減ることから、魅力ある物件でも売れないことがあるでしょう。
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住み替えでマイホームが売れないリスクを事前に回避する方法
住み替えのために、古いマイホームを売りたくても、さまざまなことが理由で売れないことがあります。
売れ残ってしまうと、新生活に与える影響が大きくなることから、まずは事前に売れ残りのリスクを回避する方法をチェックすることがおすすめです。
リスクを事前に回避する方法①買取保証を利用する
住み替えでのマイホームの売却方法として一般的なのが、不動産会社が間に入り次のオーナーを探す仲介です。
また、仲介以外の不動産売却方法として、不動産会社による直接の買取が挙げられます。
仲介には高値での取引が期待できるといったメリットがあるものの、売れ残りのリスクがあります。
一方の買取だと、売れ残りのリスクは避けられるものの、安値での取引となる傾向が強いことがデメリットです。
そこでおすすめなのが、住み替えでは仲介と買取の両方のメリットをあわせ持つ買取保証の利用を事前に考えることです。
買取保証とは、一定期間のみ仲介で買主を探し、買主が見つからなかった場合には、あらかじめ取り決めていた価格で不動産会社に買い取ってもらう方法になります。
リスクを事前に回避する方法②売り先行を選ぶ
住み替えは、古い家を売ってから新しい家を買う売り先行と、新しい家を買った後で古い家を売却する買い先行のどちらかを選びます。
売り先行のメリットは、新居の購入資金を準備しやすいことや売却スケジュールに余裕を持たせやすいといった点です。
反対に、買い先行だと、古い家を売った後の仮住まいが不要になるといったメリットがあります。
住み替えで売れ残りを回避したいのであれば、スケジュールに余裕がある売り先行を選択するのがおすすめです。
買い先行の場合には、新しい家を買ってしまった以上、早く古い家を売って購入資金を確保したいと考え、売り急いでしまうことも珍しくありません。
とくに、古い家と新しい家で2本の住宅ローンを抱えるケースでは、返済負担の大きさから不利な条件でも古い家を手放さざるを得ないこともあります。
もちろん、古い家の住宅ローン残債がある場合には、具体的な残債の金額をチェックすることも大切です。
マイホームを売却しても住宅ローンを完済できないオーバーローンだと、基本的に不動産は売却できません。
リスクを事前に回避する方法③ホームステージングを利用する
住み替えで魅力ある写真を広告に掲載したいと考えているならば、ホームステージングの利用がおすすめです。
ホームステージングとは、売りたい不動産の室内をモデルルームのように装飾し、買い手の興味をひきつけるテクニックです。
ホームステージングでは、立地や間取りから需要が見込める購入者層を考えたうえで、アピールできる家具や小物を配置します。
住み替えで売却する家の広告の閲覧数自体は多くても、内覧につながらず悩んでいる方にとっては、ホームステージングの利用が売れ残りを防ぐ事前の対策となるでしょう。
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住み替えでマイホームが売れない場合の対処法
住み替えでマイホームが売れない理由を把握したうえで、事前に売れ残りを回避する行動をとったとしても、どうしても売れないことがあります。
そのような場合には、より効率的にアピールするための対処法をチェックすることが大切です。
少しの工夫で買主が見つかることもありますので、どのように対処するべきか考えてみましょう。
対処法①価格を見直す
住み替えにおいて、不動産の価格は売主が自由に決められますが、近隣の似た物件や過去の成約事例と比べて、あまりにも高すぎると、売れないリスクは高まります。
そのため、想定したスケジュール内に売れない場合、まずは価格が高すぎないかチェックすることが大切です。
仲介を依頼している不動産会社の査定価格をもとに売り出し価格を決めたら、査定価格の根拠を再度確認し、価格が妥当かチェックしてみましょう。
また、インターネットを活用して近隣の似た物件を探し、自分の不動産とどのくらい価格に差があるか確認することも対処法です。
対処法②内覧の対応を改善する
住み替えで内覧に訪れる方が少ない場合には、ホームステージングを利用して広告のアピール力を高めることが対処法となります。
しかし、内覧に訪れる方がいても売買交渉にまで進まなければ、内覧の対応を改善することがのぞましいです。
具体的には、第一印象を決める玄関と劣化が目立ちやすい水回りの掃除を徹底するほか、場合によってはホームクリーニングの利用も考えてみましょう。
対処法③リフォームや修繕をおこなう
住み替えの内覧前には、清掃やホームクリーニングを依頼し、清潔感をアピールすることが大切です。
しかし、築年数の古い不動産の場合だと、こうした簡単なお手入れだけでは、魅力ある不動産と感じられないこともあります。
室内の劣化が目立つ場合には、部分的なリフォームや修繕を考えることが対処法です。
ただし、リフォームや修繕をおこなうと、費用を売却価格に上乗せしなくてはならないため、買い手が付きにくくなるリスクがあります。
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まとめ
住み替えでマイホームが売れない理由には、高すぎる価格や魅力のない広告などがあります。
事前に売れ残りのリスクを回避するには、買取保証の利用や売り先行の選択を検討するのがおすすめです。
価格の見直しなど、売れない場合の対処法もチェックして、住み替えを進めてみてください。
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